「赤とんぼ」について2 [曲名]
「赤とんぼ」については本ブログで以前にも取り上げています。前回とは文章を少し変えてあります。
「赤とんぼ」の曲の作詞は兵庫県出身の三木露風(みきろふう)です。彼は叙情的な詩を数多くかいた詩人です。
それから作曲は山田耕筰(こうさく)です。日本に西欧の音楽を伝えた功労者でもあり、現在も歌い継がれている日本の情緒を美しく歌った曲を数多く作曲しています。「待ちぼうけ」や「この道」などはよく知られた曲です。
この曲は音の旋律が高くなると(つまり音が高くなると)、強く演奏するようにします。逆に旋律が低くなると(音が低くなると)、弱く演奏するようにします。するとこの歌のもつ情緒を上手く表現できます。
歌の内容が、幼い頃の情景を懐かしんでいることから、その心情が伝わるように、言葉と旋律が結びついているのが特徴です。
そしてこの曲は4分の3拍子の曲です。四分音符(♩)を1拍とすると、1つの小節のなかに3拍分あることになります。そしてその音の強さは、強拍、弱拍、弱拍・・・と演奏します。
この歌の速さは、♩=58~63と書き表されています。これは四分音符(♩)を1分間に付き58~63回打つ速さです。
この曲は一部形式の曲です。つまりひとつの大楽節からなります。そしてその大楽節は、aとbの2つの小楽節からできています。したがってこの曲の形をabと表すことができます。
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