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「赤とんぼ」について2 [曲名]

「赤とんぼ」については本ブログで以前にも取り上げています。前回とは文章を少し変えてあります。

「赤とんぼ」の曲の作詞は兵庫県出身の三木露風(みきろふう)です。彼は叙情的な詩を数多くかいた詩人です。

それから作曲は山田耕筰(こうさく)です。日本に西欧の音楽を伝えた功労者でもあり、現在も歌い継がれている日本の情緒を美しく歌った曲を数多く作曲しています。「待ちぼうけ」や「この道」などはよく知られた曲です。

この曲は音の旋律が高くなると(つまり音が高くなると)、強く演奏するようにします。逆に旋律が低くなると(音が低くなると)、弱く演奏するようにします。するとこの歌のもつ情緒を上手く表現できます。

歌の内容が、幼い頃の情景を懐かしんでいることから、その心情が伝わるように、言葉と旋律が結びついているのが特徴です。

そしてこの曲は4分の3拍子の曲です。四分音符(♩)を1拍とすると、1つの小節のなかに3拍分あることになります。そしてその音の強さは、強拍、弱拍、弱拍・・・と演奏します。

この歌の速さは、♩=5863と書き表されています。これは四分音符(♩)を1分間に付き5863回打つ速さです。

この曲は一部形式の曲です。つまりひとつの大楽節からなります。そしてその大楽節は、aとbの2つの小楽節からできています。したがってこの曲の形をabと表すことができます。

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「サンタ ルチア」の練習問題 [確認問題]

「サンタ ルチア」についての練習問題です。

問1.つぎの「サンタ ルチア」の紹介文の( )に適当な語句を入れよう。

この曲はイタリアの( ① )の民謡です。イタリアの民謡を( ② )といいます。②とはイタリア語の「( ③ )」という意味です。有名なカンツォーネを1曲あげると( ④ )などがあります。

この「サンタ ルチア」は( ⑤ )という意味です。船の航行の安全を守る神とされています。

「サンタ ルチア」は( ⑥ )調です。調号は♭が2つつきます。( ⑦ )音が主音になります。

この曲は( ⑧ )拍子の曲です。したがって1小節あたり八分音符(♪)で( ⑨ )拍分あることになります。♩=96~104ぐらいのテンポで歌います。これは1分間に♩を96~( ⑩ )回打つはやさです。

答え ①ナポリ ②カンツォーネ ③歌 ④「帰れソレントヘ」、「フニクリ フニクラ。「オ ソーレ ミオ」などからひとつ ⑤聖ルチア ⑥変ロ長 ⑦変ロ ⑧8分の3 ⑨3 ⑩104

問2.つぎの「サンタ ルチア」の歌い方に関する文の( )に適当な語句を入れよう。なお、( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選ぼう。

最初の部分は(①mf mp)で歌い、5小節目で(②mp mf)にします。6小節目の( ③ )のついた音符とフラットのついた音に注意が必要です。( ④ )号は楽譜の全部で通用する記号です。それに対してここで示した( ⑤ )記号は、1小節の中だけで有効な記号です。

したがって、この6小節目の③がついた音は、もともと半音( ⑥ )がっていた音を元に戻すという意味です。したがって、ふたつめのフラットがつく音に関しては、再び半音( ⑦ )げるということになります。

9小節目で(⑧p f)となり、それぞれの音に( ⑨ )がついています。これはアクセントといって、目立たせて、強調してという意味です。

答え ①mf ②mp ③ナチュラル ④調 ⑤臨時 ⑥下 ⑦下 ⑧f ⑨>


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「赤とんぼ」の確認問題 [確認問題]

「赤とんぼ」の曲について、学習をしたら下の問題を確認に使ってください。

 

1.以下の文は「あかとんぼ」の作者に関するものです。( )に適当な語句を入れよう。

 

「あかとんぼ」は( ① )の作詞で、( ② )が作曲しました。①の幼い頃の実体験にもとづいて、その頃の情景をからめながら詩にしたことを講演で語っています。①は、このような心情を詩の中に織り込む( ③ )詩の詩人として名声を上げました。

 

作曲した②は、この時代の日本の歌を数多く作曲しました。「( ④ )の花」、「待ちぼうけ」、「( ⑤ )のダンス」のほかにも交響楽や管弦楽曲なども作曲しています。

 

 

答え ①三木露風(みきろふう) ②山田耕筰(こうさく)③叙情 ④からたち ⑤うさぎ

 

 

問2.以下の文は「あかとんぼ」の特徴に関するものです。( )に適当な語句を入れよう。

 

この曲は( ① )調です。調号は♭が( ② )つつきます。調号が2つ以上付く長調の調名には必ず「( ③ )」の字をつけて、ホ長調というように書きます。この「③」には「半音( ④ )げる」という意味があります。ちなみに「半音( ⑤ )げる」場合には「( ⑥ )」の文字をつけます。

 

したがってこの「赤とんぼ」の場合には、冒頭のところの階名は「( ⑦ )ドド レミソドラソ・・・」となります。

 

この曲は( ⑧ )拍子の曲です。したがって1小節あたり四分音符(♩)で( ⑨ )拍分あることになります。♩=( ⑩ )~63のテンポで歌います。これは1分間に♩を⑩回から63回打つはやさです。

 

「赤とんぼ」はa,bの( ⑪ )形式の曲です。一部形式とは1つの( ⑫ )楽節からなる形をとる曲のことです。一部形式を説明します。2小節ずつの「( ⑬ )」と呼ばれる旋律が構成の最小単位です。そしてこの動機が2つ分連なって( ⑭ )楽節をつくり、さらにこの小楽節が2つ束になると⑫楽節になります。したがって「赤とんぼ」の場合はちょうど大楽節1つ分になります。

 

答え ①変ホ長 ②3 ③変 ④下 ⑤上 ⑥嬰 ⑦ソ ⑧4分の3 ⑨3 ⑩ 58 ⑪ 一部 ⑫大 ⑬動機 ⑭小 

 

3.「赤とんぼ」の曲には古い日本語が使われています。次の語を現代語にしよう。

この曲の歌詞は明治の頃に使われていた日本語ですので、古い言葉が多く使われています。

負われて

姐(ねえ)や

まぼろしか

たより

 

答え ①背負われて ②子守役、ベビーシッター ③夢であったのだろうか ④手紙 


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