「ブルタバ」練習問題3 [確認問題]
「ブルタバ」に関する練習問題をさらに作りました。
問1.次の問いに答えよう。
(1)ブルタバは、つぎのA~Gで構成されています。それぞれ、下の楽器の演奏による情景の説明の選択肢①~⑦の記号と結び付けよう。
(A)ブルタバの2つの源流・・・
(B)森ので猟(りょう)・・・
(C)農民の結婚式・・・
(D)月光・水の精の舞踊・・・
(E)聖ヨハネの急な流れ・・・
(F)幅広く流れるブルタバ・・・
(G)ビシェフラト・・・
(説明の選択肢)
①フルートで ビシェフラトの丘を仰ぎ見て流れていく。
②木管、ヴァイオリンでとうとうと流れる大河。
③金管・チェロ、コントラバスで急流を表す。
④フルートで月光に輝く水の精の踊る様子を表す。
⑤ヴァイオリンで結婚式の様子を表す。
⑥ホルンを狩りの角笛に見立てて。
⑦フルートとクラリネットで源流を表す→ヴァイオリンで川の流れに。
答え (A)⑦、(B)⑥、(C)⑤、(D)④、(E)③、(F)②、(G)①
「赤とんぼ」について2 [曲名]
「赤とんぼ」については本ブログで以前にも取り上げています。前回とは文章を少し変えてあります。
「赤とんぼ」の曲の作詞は兵庫県出身の三木露風(みきろふう)です。彼は叙情的な詩を数多くかいた詩人です。
それから作曲は山田耕筰(こうさく)です。日本に西欧の音楽を伝えた功労者でもあり、現在も歌い継がれている日本の情緒を美しく歌った曲を数多く作曲しています。「待ちぼうけ」や「この道」などはよく知られた曲です。
この曲は音の旋律が高くなると(つまり音が高くなると)、強く演奏するようにします。逆に旋律が低くなると(音が低くなると)、弱く演奏するようにします。するとこの歌のもつ情緒を上手く表現できます。
歌の内容が、幼い頃の情景を懐かしんでいることから、その心情が伝わるように、言葉と旋律が結びついているのが特徴です。
そしてこの曲は4分の3拍子の曲です。四分音符(♩)を1拍とすると、1つの小節のなかに3拍分あることになります。そしてその音の強さは、強拍、弱拍、弱拍・・・と演奏します。
この歌の速さは、♩=58~63と書き表されています。これは四分音符(♩)を1分間に付き58~63回打つ速さです。
この曲は一部形式の曲です。つまりひとつの大楽節からなります。そしてその大楽節は、aとbの2つの小楽節からできています。したがってこの曲の形をabと表すことができます。
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「サンタ ルチア」の練習問題 [確認問題]
「サンタ ルチア」についての練習問題です。
問1.つぎの「サンタ ルチア」の紹介文の( )に適当な語句を入れよう。
この曲はイタリアの( ① )の民謡です。イタリアの民謡を( ② )といいます。②とはイタリア語の「( ③ )」という意味です。有名なカンツォーネを1曲あげると( ④ )などがあります。
この「サンタ ルチア」は( ⑤ )という意味です。船の航行の安全を守る神とされています。
「サンタ ルチア」は( ⑥ )調です。調号は♭が2つつきます。( ⑦ )音が主音になります。
この曲は( ⑧ )拍子の曲です。したがって1小節あたり八分音符(♪)で( ⑨ )拍分あることになります。♩=96~104ぐらいのテンポで歌います。これは1分間に♩を96~( ⑩ )回打つはやさです。
答え ①ナポリ ②カンツォーネ ③歌 ④「帰れソレントヘ」、「フニクリ フニクラ。「オ ソーレ ミオ」などからひとつ ⑤聖ルチア ⑥変ロ長 ⑦変ロ ⑧8分の3 ⑨3 ⑩104
問2.つぎの「サンタ ルチア」の歌い方に関する文の( )に適当な語句を入れよう。なお、( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選ぼう。
最初の部分は(①mf mp)で歌い、5小節目で(②mp mf)にします。6小節目の( ③ )のついた音符とフラットのついた音に注意が必要です。( ④ )号は楽譜の全部で通用する記号です。それに対してここで示した( ⑤ )記号は、1小節の中だけで有効な記号です。
したがって、この6小節目の③がついた音は、もともと半音( ⑥ )がっていた音を元に戻すという意味です。したがって、ふたつめのフラットがつく音に関しては、再び半音( ⑦ )げるということになります。
9小節目で(⑧p f)となり、それぞれの音に( ⑨ )がついています。これはアクセントといって、目立たせて、強調してという意味です。
答え ①mf ②mp ③ナチュラル ④調 ⑤臨時 ⑥下 ⑦下 ⑧f ⑨>