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「赤とんぼ」のまとめ [曲名]

日本の古い歌の中から「赤とんぼ」を説明します。

「あかとんぼ」の背景

この曲は三木露風(みきろふう)の作詞で、山田耕筰(こうさく)が作曲しました。みきろふうの幼い頃の実体験にもとづいて、その頃の情景をからめながら詩にしたことを講演で語っています。三木露風は、このような心情を詩の中に織り込む叙情詩の詩人として名声を上げました。

作曲した山田耕筰は、この時代の日本の歌を数多く作曲しました。「からたちの花」、「待ちぼうけ」、「うさぎのダンス」のほかにも交響楽や管弦楽曲なども作曲しています。


「あかとんぼ」の特徴

この曲は変ホ長調です。調号は♭が3つつきます。調号が2つ以上付く長調の調名には必ず「変」の字をつけて、ホ長調というように書きます。この「変」には「半音下げる」という意味があります。ちなみに「半音上げる」場合には「嬰」の文字をつけます。

したがってこの「赤とんぼ」の場合には、冒頭のところの階名は「ソドド レミソドラソ・・・」となります。

この曲は4分の3拍子の曲です。したがって1小節あたり四分音符(♩)で3拍分あることになります。♩=58~63のテンポで歌います。これは1分間に♩を58回から63回打つはやさです。

「赤とんぼ」はa,b一部形式の曲です。一部形式とは1つの大楽節からなる形をとる曲のことです。一部形式を説明します。2小節ずつの「動機」と呼ばれる旋律が構成の最小単位です。そしてこの動機が2つ分連なって小楽節をつくり、さらにこの小楽節が2つ束になると大楽節になります。したがって「赤とんぼ」の場合はちょうど大楽節1つ分になります。

この曲の歌詞は明治の頃に使われていた日本語ですので、古い言葉が多く使われています。

負われて・・・背負われて

姐(ねえ)や・・・子守役、ベビーシッター

まぼろしか・・・夢であったのだろうか

たより・・・手紙



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